カタクリのびやか

 ご覧になっているカタクリの写真は、雑木林の斜面で咲く花一輪です。 日中は暖かな春の日ざしが差し込む良いお天気で、花びらが反り返っていましたが、夕方になり花びらが少しづつ閉じはじめていく様子です。 傾いた日ざしは赤みを帯びて、ローズピンクの花を背後から照らし出し、優雅な曲線の花びらを際立たせています。 カタクリは、晴天の下では花びらが反り返って上を束ねたような形になり、夕方になると下に向かって閉じていきます。 閉じる途中は、冠の形や水平に広がる星型など様々な姿を見せてくれます。