かたくり(寄添う)
春のあたたかな日差しを受けて輝くカタクリふたつ、色であふれる自然の花畑で寄添った姿が浮かび上がります。
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カタクリの花を知って・・・・
掲載しているカタクリの写真の半分は、同じ森の最近の画像です。10数年前までは数えるほどの少なさでしたが今では大きな群落となりました。 毎年春になると同じ場所に出かけていいきますが、少しづつ生息範囲が広がっていることが楽しみです。
カタクリは種から芽を出して約7年目に花を咲かせ、 1年目は小さな人の指先ほどの大きさの葉っぱ1枚だけで、たよりげない感じがします。翌年、翌々年と、芽を出す葉は大きくなって行きます。 1年の大半は地中で過ごし、地上でカタクリが見られる期間は3〜4週間と短く、季節が変わると咲いていた場所すら分からなくなります。 実った種子はそのまま落ちて発芽するほか、蟻が運んで地中に持ち込んだものが発芽するようです。 群落から少し離れた場所で葉を出しているカタクリは蟻の働きでしょう。
カタクリの色はピンクや濃いピンクですが、まれに白い花を咲かせることがあるようです。 同じ撮影地で数年前に白花を数輪見つけた事があります。そのときの写真が手元にありますが、お見せできるレベルにないため掲載していません。 アメリカのカタクリは黄色の種類があります。 国内のカタクリの色の違いはその土地の栄養状態や湿り気などで変化するようです。 牧草地一面に濃いピンクのカタクリが咲き、背丈も15cmm以上と栄養状態の良い花を見た経験があります。背丈は小さいと7cmm程度です。 場所はお教えできませんが、その牧草地ではカタクリ、水芭蕉、アズマイチゲが一面に入り乱れて咲いていました。 今後も、カタクリの写真を季節毎に追加していきます。
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